「うまい!」の科学 データでわかるおいしさの真実
㈱イースト・プレス(本社・東京)が7月10日に発刊したイースト新書Q『「うまい!」の科学 データでわかるおいしさの真実』の中で、卵かけご飯のおいしさや、目玉焼きにつける調味料の好み、高まる鶏むね肉人気の理由などが、科学的に考察されている。
著者は、㈱味香り戦略研究所の髙橋貴洋主席研究員。3部構成で全17章。読者の味の好みを、チャートで分類した上で、人が感じるおいしさは、聴覚や視覚によっても左右され、心身の状態や経験などによっても変化することなどを紹介。
大手外食チェーン各社の牛丼やハンバーガー、コンビニ各社のフライドチキンやコーヒー、プリン、二大メーカーのコーラの香気成分の分析結果、ビールの味が銘柄だけでなく注ぎ方、飲み方によっても変化することなども解説している。
卵を取り上げた章では、pHや「味やにおいのなさ」の重要性も含めて考察。作り方によって変化する、卵かけご飯の味わいについても、詳細に分析している。
著者の卵かけご飯についての考察は、地方紙と共同通信社が運営するニュースサイト「47ニュース」でも8月30日付で紹介。記事を見た人からは「日本では鶏卵農家が衛生に気を配り丁寧に育てているから生卵でも食べられる…」「今朝も食べました♪」といったコメントが200以上も寄せられている。