赤ブロイラー種鶏「グリモード・スーパーレッド」を6月から発売 中部産業

中部産業(株)(本社・岐阜市長良5―29)は、6月からフランス・グリモード社の赤ブロイラー種鶏『グリモード・スーパーレッド』の輸入販売を開始すると発表した。
同社の説明によると、ダックの事業からスタートし、今年で創業35年を迎えるフランス・グリモード社は、食用ウサギ、食用ハト、有色羽色ブロイラーと年々事業を拡大してきている。2000年の家畜家禽部門の年間売上高は約8,800万ユーロ(約114億4千万円)で、ダックは英国のチェリーバレーに次いで、世界第2位のシェアを持つ。
10年前からブロイラーの育種改良事業に取り組み、3年前から世界中で販売を開始しているグリモード社の有色羽毛ブロイラーには、横斑プリマスロックタイプなど各種あるが、その中で一番大型のブロイラーが今回輸入販売する赤ブロイラーの『スーパーレッド』である。10週齢で雄雌平均体重が3キログラム以上になる。
改良の一番の特長は、合成鶏になっていることで、赤ブロイラーは雄系が褐色羽色でレッドコーニッシュ系のL―11、雌系がレッドロック系のGL―86。コマーシャルブロイラーの『スーパーレッド』は、63日齢で雄雌平均体重が2,730グラム、飼料要求率は2.48。10週齢では3キログラム以上になる。
中部産業(株)では、「種鶏の産卵成績も良く、45週間で種卵が184個採れ、孵化率も良い。肉はイエロースキンで、赤鶏のおいしい肉ができる。すでに大手インテから引き合いがきており、6月から輸入販売の対応がとれる。雄系、雌系の切り売りもできる」としている。
詳細は、同社(電0575・28・4122)へ。

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