キトクフーズとあじときが合併
木徳神糧(株)(木村良社長―本社・東京)は、このほど同社の100%子会社で、特定子会社のキトクフーズ(株)(瀧典久社長―本社・東京都千代田区)と(株)あじとき(瀧典久社長―本社・東京都台東区)が、十月一日付で合併すると発表した。
キトクフーズは、(株)クックマンとして昭和58年8月に設立され、総菜加工販売を行なってきたが、今年7月に商号をキトクフーズに変更し、経営体質や業績の安定化を図り、業容を拡大している。一方、あじときは、平成元年5月に設立され、食品と店舗内調理弁当を販売している。
合併は、キトクフーズを存続会社とする吸収合併方式で行なわれる。新社名は「キトクフーズ株式会社」で、代表取締役は瀧典久氏。本社所在地は東京都千代田区神田佐久間町1―11、資本金は9,495万円。両社は木徳神糧の子会社のため、合併が業績見通しに与える影響はない。
合併後は両社の特性を融合させ、技術力やノウハウを結集して新しい食品を開発し、業務の多角化を推進して、食品事業を強固なものに構築していくことにしている。
また木徳神糧は、鶏卵や総菜などを販売している同社食品事業部を15年9月期で分社化し、キトクフーズに継承させて食品グループを統合する方針。食品事業を再編して素早い意思決定やコストダウンを実行し、さらなる経営基盤の強化を図ることにしている。