10月1~31日に火の国くまもと味フェア 天草大王などPR
熊本県産の農林水産物と熊本県をPRする熊本産地直送「火の国くまもと味フェア」が10月1日から31日までの31日間、東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテルとタイアップして同ホテルで開催中である。
熊本県は、温暖な気候や変化に富む地形といった立地条件を活かした農業生産県としても知られており、農産物では不知火(デコポン)や、甘夏、すいか、いぐさの生産量が日本一。このほかアールスメロンや長ナス、栗、ミニトマトなどの出荷実績は、東京都中央卸売市場でも高いシェアを占める全国有数の農業県である。
今回のフェアは、首都圏の消費者と市場関係者に、熊本県産農畜産物の認知度を高めて「熊本ブランド」を確立するとともに、さらなる販路拡大を図るのが狙い。
本紙関係では、今年10月から全国に向けて本格的に販売を開始する肉用鶏「天草大王(あまくさだいおう)」を取り上げている。赤坂プリンスホテル新館B1の中国料理「李芳」で「くまもとの地鶏天草大王ロースト」と「くまもとの地鶏天草大王入り中華おこわ」、新館3Fのコーヒーハウス「ポトマック」で「くまもとの地鶏天草大王のガーリック風味」、新館40Fのカクテルラウンジ「トップオブアカサカ」で「くまもとの地鶏天草大王のタンドリー風」のオリジナルメニュー料理を提供するほか、フェア期間中は各レストランに合わせて、熊本をイメージした装飾や物産品の展示・販売、観光ポスターの掲示なども行なっている。
肉用鶏「天草大王」は、生産性を高めるため、大型で優れた肉質を持つ「原種天草大王」の雄に、産卵率が高い「九州ロード」の雌を交配して生産。地鶏の中では発育も良く、肥育日数100日程度で、平均体重は雄3.5kg、雌2.5kgになる。また、消費者ニーズの高いもも肉の生産割合が高く、肉は適度な歯ごたえがあって大変おいしいと消費者から高い評価を得ている。
熊本県の東京事務所(銀座熊本館)では、「赤坂プリンスホテルの土山憲幸総料理長は熊本出身ということもあって、熊本産品の良さを十二分に引き出していただいている。この季節、この機会でしか味わえない料理もある。フェアをご利用になった方には抽選で『2泊3日熊本・阿蘇の旅』や、熊本の特産品が当たるプレゼントも用意しているので、フェアにぜひ来てほしい」としている。