鶏卵、鶏肉食品にも高い関心 フーデックス・ジャパン05

『FOODEXJAPAN2005(第30回国際食品・飲料展)』(主催・(社)日本能率協会など)が3月8日から11日までの4日間、千葉市の幕張メッセで盛大に開催された。「“食”の楽しさ新発見――日本から世界から」をテーマに2,262社が出展。このうち海外からの出展が約7割を占めた。
国内出展ゾーンでは、トップ卵(株)(福岡)が3月に新発売した「鮭粥」「梅粥」などを中心とした「道場六三郎スープと粥、雑炊シリーズ」を紹介。道場六三郎シリーズの温泉卵や卵とうふなどの販売も予定している。
キユーピー(株)は、新発売した「キユーピーマヨネーズ350g」などを紹介していた。
集中展示の「日本の味全国食品博」では、福岡県の(農)福栄組合が「はかた地どり」、佐賀県の(株)ヨコオが「みつせ鶏」、宮崎県の(有)中村養鶏が「みやざき地頭鶏」、石川県の㈱烏骨鶏が烏骨鶏のスモークソーセージなどを出展していた。
海外出展ゾーンでは、アメリカ家禽鶏卵輸出協会などが鶏肉や七面鳥肉の加工品を紹介。一部の製品は、輸入した米国産の七面鳥肉を日本で加工しており、天野駐日代表は「タイや中国からは加熱製品しか輸入できないため、日本で加工すると、非加熱製品にも対応できる」としていた。
フランスのブースでは、ラベル・ルージュ(赤ラベル)のアンセニス鶏をオーガニックで育てた「ル・ピコレ」を紹介。現地のパッカーと提携し、(株)ニチレイ畜産カンパニーが同鶏のもも肉を通信販売している。
このほかタイや中国、韓国、ブラジルの鶏肉輸出企業(団体)も出展し、日本でのマーケット拡大に力を入れていた。

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