グランプリは奈良県の「もくもく雲のカルボリゾット」に 全国めだま焼き丼グランプリ

『全国めだま焼き丼グランプリ』(主催=たまニコAGAIN2022実行委員会、野田裕一朗実行委員長)の投票が7月31日に締め切られ、総投票数3185票のうち260票を獲得した奈良県の「もくもく雲のカルボリゾット」【写真上】が、グランプリを獲得した。

全国めだま焼き丼グランプリは、『たまニコAGAIN2022日本縦断チャリリレー』の開催に合わせて、卵の正しい知識の一層の普及と消費拡大を図るとともに、厳しい環境下に置かれている国内の鶏卵生産者と飲食店、関連業界を応援する目的で、同委員会が(一社)日本卵業協会や(一社)日本養鶏協会、たまご知識普及会議、全国の鶏卵業界関係者の協力を得て企画したもの。

近年、様々なメディアで取り上げられるなど、人気上昇中の〝目玉焼きを乗せた料理〟に注目し、目玉焼きをご飯に乗せた全国6エリアの飲食店のメニュー38種類を集めて、特設サイト(https://sites.google.com/view/tamanikoagain2022)に掲載。非接触でアクセスできるQRコードを記載したイベントカードやポスターなども準備し、4月28日に国際養鶏養豚総合展(IPPS)の会場でイベントのスタートを宣言。7月31日まで投票を受け付けた。

開催期間中は、取り組みがテレビやラジオ、ネットニュース、各種のSNSなどで紹介されたほか、全国各地の鶏卵業界関係者が力を合わせて開催中の『たまニコAGAIN2022日本縦断チャリリレー』のイベント会場でも発信し、消費者に投票を呼びかけた。フェイスブックページ「たまごニコニコ大作戦!!」(https://www.facebook.com/tamaniko2013/)では、得票数が多いメニューを随時紹介した。

グランプリを獲得した『もくもく雲のカルボリゾット』は、奈良県五條市の卵かけご飯専門店「たまごのたまこ」のメニューで、新食感の〝メレンゲめだま焼き〟のふわふわの白身と、濃厚な黄身を、カルボリゾット(カルボナーラ風リゾット)に絡めて食べる料理。同店は「コロナ禍での牛乳廃棄や、昨今の鳥インフル・豚コレラなど、いろんなニュースが上がっている中、カルボリゾットは酪農、養豚、養鶏と、メインで畜産食材を使用しています。少しでも畜産を応援したいと思い、考えました」とコメントしている。

全国6エリアの「ご当地グランプリ」も選出し、北海道・東北エリアは北海道のすすきの食堂の「ベーコンエッグ丼」、関東エリアは埼玉県の焼肉 犇こう(USHIKOU)の「鶏ボナーラ丼」、東海・北陸エリアは岐阜県の三河亭の「高等ライス」、近畿エリアは兵庫県のMAHILO HAWAIIの「目玉焼きロコモコ丼」、中国・四国エリアは愛媛県の瀬戸内ちゃんぽん料理店、菜めんの「今治焼豚玉子飯」、九州・沖縄エリアは長崎県の登利亭の「地鶏チャーシューの目玉焼き丼」が受賞した。

ベーコンエッグ丼

鶏ボナーラ丼

高等ライス

目玉焼きロコモコ丼

今治焼豚玉子飯

地鶏チャーシューの目玉焼き丼

各受賞店には、記念のトロフィーと、受賞店であることを示すステッカーなどが贈られる。