鶏肉5.5%減、鶏卵7.6%減 3月の家計調査購入量
総務省統計局は5月11日、令和3年3月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で内食需要が高い傾向が続いているが、畜産物の購入量は前年が大幅に増えた反動で前年同月を下回った。
全国1世帯(世帯人員=2.94人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比5.5%減の1.528キロ(1人当たりは4.9%減の520グラム)、支出金額は3.1%減の1406円(同2.4%減の478円)。
鶏卵の購入量は7.6%減の2.772キロ(1人当たりは7.0%減の943グラム)、支出金額は2.8%減の863円(同2.2%減の294円)。
このほかの購入量は、牛肉は8.8%減の547グラム、豚肉は7.3%減の1.894キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は9.7%減の233グラム、ドレッシングは1.9%増の210ミリリットル、生鮮魚介は1.5%増の2.176キロ。
弁当や総菜など調理食品の支出金額は6.3%増の1万1192円(やきとりの支出金額は4.7%増の202円)、学校給食を除く外食の支出金額は2.0%増の1万574円。
これらを基に本紙で試算した1~3月累計の鶏肉の購入量は前年同期比3.7%増の4.538キロ(1人当たりは9.8%増の1.024キロ)、支出金額は4.0%増の4234円(同8.7%増の962円)。
鶏卵の購入量は1.0%増の8.275キロ(1人当たりは6.8%増の1.872キロ)、支出金額は1.8%増の2447円(同5.2%増の539円)。
1人当たりの購入量は表の通り。