鶏肉0.3%増、鶏卵0.6%減 令和元年の家計調査購入量

1人当たり購入量は鶏肉0.6%増、鶏卵0.3%減

総務省統計局が2月7日に公表した2019(令和元)年(1~12月)平均の家計調査結果によると、全国1世帯(世帯人員=2.97人)当たりの食料支出金額は総菜などの調理食品や加工品が伸びて前年比1.4%増の96万5536円となり、2年連続で増加した。生鮮品は相場あの低迷などで支出金額は落ち込んだ。

本紙関係では、鶏肉の購入量は前年比0.3%増の16.912キロ、支出金額は1.8%減の1万5587円で、購入量は8年連続で前年を上回った。

鶏卵の購入量は0.6%減の31.746キロ、支出金額は2.8%減の9172円で、購入量は4年ぶりに前年を下回ったが、31キロ台を維持した。

牛肉の購入量は2.7%減の6.538キロ、支出金額は3.2%減の2万1178円。豚肉の購入量は1.6%減の21.179キロ、支出金額は3.1%減の2万9638円。マヨネーズ・マヨネーズ風調味料の購入量は3.8%増の2.617キロ、支出金額は2.0%増の1261円。ドレッシングの購入量は1.2%減の2.362キロ、支出金額は1.3%減の2174円、生鮮魚介の購入量は2.1%減の22.966キロ、支出金額は0.3%減の4万1387円。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は4.4%増の12万8386円(このうちやきとりの支出金額は1.4%増の2421円)、学校給食を除く外食の支出金額は3.2%増の16万6712円。

本紙で試算した1人当たりの鶏肉の購入量は前年比0.6%増の5.694キロ、支出金額は1.5%減の5248円。鶏卵の購入量は0.3%減の10.689キロ、支出金額は0.3%減の3088円。

鶏肉1位は山口市、鶏卵1位は鳥取市 令和元年の都市別購入量

総務省統計局がまとめた2019(令和元)年の家計調査結果の都市別(都道府県庁所在地と政令指定都市の合計52都市)の購入量・支出金額によると、1世帯当たりの鶏肉の購入量は山口市(前年14位)が最も多く、次いで②熊本市③川崎市④鳥取市⑤大津市⑥大分市⑦岡山市⑧福岡市⑨宮崎市⑩高知市――の順。

鶏卵の購入量は鳥取市が3年連続で最も多く、次いで②福井市③福島市④富山市⑤山口市⑥堺市⑦奈良市⑧青森市⑨大津市⑩津市――の順。

マヨネーズ・マヨネーズ風調味料の購入量は、①鳥取市②熊本市③山形市④長崎市⑤宮崎市⑥福岡市⑦大津市⑧津市⑨新潟市⑩福島市――の順。

総菜のやきとりへの支出金額は青森市が最も多く、次いで②川崎市③静岡市④横浜市⑤相模原市⑥千葉市⑦甲府市⑧山形市⑨徳島市⑩さいたま市――の順であった。

本紙で試算した年間1人当たりの都市別の購入量は、鶏肉は①川崎市7.471キロ②大分市7.345キロ③山口市7.216キロ④熊本市7.172キロ⑤大津市7.049キロ⑥福岡市6.876キロ⑦宮崎市6.876キロ⑧鳥取市6.794キロ⑨和歌山市6.743キロ⑩長﨑市6.731キロ――の順。

鶏卵は①鳥取市14.206キロ②福井市13.284キロ③福島市13.283キロ④堺市13.151キロ⑤青森市12.919キロ⑥奈良市12.654キロ⑦秋田市12.625キロ⑧富山市12.520キロ⑨長崎市12.361キロ⑩山口市12.284キロ――の順であった。