各地で鶏卵の正しい知識や魅力を伝え消費の拡大PR〈中〉

「いいたまごの日」でたまごフェス 東京都卵業協会

開始前から行列ができた「たまごフェスティバル」

(一社)東京都卵業協会(会長=山田昇㈱山七食品社長)は11月10日、JR錦糸町駅南口駅前広場で、11月5日の「いいたまごの日」を祝う『たまごフェスティバル』を実施した。

同フェスティバルは、11月5日「いいたまごの日」の認知度向上や、鶏卵の魅力と消費拡大を消費者にアピールするために開いているもので、東京都が食の安全と健全な食生活の実践を勧める「広域食育推進民間活動」として認可されている。

会場の駅前広場では、開始時刻の午前11時前からブースの前に行列ができ、山田会長による開会宣言でスタート。同協会の会員と関係者が黄色い法被を着て来場した一般消費者と直接交流し、100円以上の募金で、協賛企業のブランド卵1パックや鶏卵加工品をチャリティー販売した。

協賛各社のブランド卵や鶏卵加工品をチャリティー販売

一ツ星タマリエ検定では「たまごを1日に何個食べてよい?」「たまごの賞味期限って?」など全7問を出題し、全問正解した人にはブロンズランクの認定証と、全国たまご商業協同組合が発行する『たまごギフト券(100円券)』をプレゼントした。

キユーピータマゴ㈱は鶏卵と血中コレステロール濃度に関する研究成果や、栄養が豊富に含まれる鶏卵を食べることによって筋力アップやダイエット効果、メタボ指標の改善などにつながった事例をパネルで展示した。

今回のイベントで集まった募金は、日本赤十字社を通じて災害支援に寄付される。

一ツ星タマリエ検定に参加する皆さん

協賛企業は、(農)会田共同養鶏組合、㈱愛たまご、㈱アグリテクノ、アルム㈱、㈲安保農場、イセ食品㈱、伊藤忠飼料㈱、キトクフーズ㈱、キユーピータマゴ㈱、㈱栗駒ポートリー、㈲コウノ鶏卵、㈱コトブキ園、㈲サカイフーズ、JA全農たまご㈱、中部飼料㈱、㈲都路のたまご、㈲みずほファーム、㈲昔の味たまご農場(順不同)。

27回目の「こっこちゃんフェア」 岡山県養鶏協会が池田動物園内で

関係者9人によるテープカット

岡山県産の鶏卵と鶏肉の消費拡大を呼びかけようと、岡山県養鶏協会(安原健二会長)は11月9日、岡山市北区京山の池田動物園(池田厚子社長)内で、今年で27回目となる恒例の「こっこちゃんフェア~2019おかやまエッグ&チキン」を開催した。〝晴れの国おかやま〟にふさわしい好天にも恵まれ、会場は約2000人の家族連れで終日にぎわった。

午前10時のオープニングセレモニーでは、同協会の金井克己専務理事が開会を宣言し、主催者を代表してあいさつした安原会長(安原産業㈱社長)が「今年も卵と鶏肉の消費宣伝と、地産地消の促進を目指してこのイベントを開催しました。わが岡山県は、鶏卵生産量全国4位の養鶏県です。卵と鶏肉はヘルシーな栄養食品であり、健康のためになお一層お召し上がりください」と呼びかけた。

岡山県産のブランド卵やから揚げなども販売

来賓として出席した岡山県農林水産部畜産課の菱川雅弘課長が祝辞を述べた。

イベントは菱川畜産課長、加藤勝信厚生労働大臣(代理・周子夫人)、山下貴司元法務大臣(同・萩野秘書)、自民党の逢沢一郎衆院議員(同・池田秘書)、岡山県畜産協会の柴田範彦会長、主催者側の安原会長、副会長の坂本修三坂本産業㈱社長、伍賀弘全農岡山県本部本部長、顧問の山上恭宏㈱福田種鶏場会長の9氏によるテープカットで開幕した。

会場内では、県産ブランド卵10種類余りを一堂に集めて割安販売するコーナーや、焼き鳥、から揚げなど、プリンなどの加工品を売る屋台も出され、訪れた家族連れが次々に買い求めていた。

また、大きさの違う卵を籠に入れ、ぴったり1キロの重さにすると商品がもらえる「重量当てクイズ」にも長蛇の列ができた。

卵の「重量当てクイズ」も大人気

同フェアは、1992年から毎年開かれており、岡山県、(一社)日本養鶏協会、(一社)日本食鳥協会、(一社)岡山県畜産協会、全農岡山県本部、岡山県食鳥肉販売業生活衛生同業組合、烏城養鶏農協など、県内外の諸団体が後援した。