OIEコード改正などで意見を聞く 農林水産省
農林水産省は12月19日、平成30年度第2回国際獣疫事務局(OIE)連絡協議会を開き、OIEコード委員会から提示された①動物衛生サーベイランス②アフリカ豚コレラウイルス感染症③豚コレラウイルス感染症④鳥インフルエンザウイルス感染症⑤狂犬病ウイルス感染症⑥アニマルウェルフェア(採卵鶏生産システム、序論、豚生産システム)――改正案について委員の意見を聞いた。
このうち「動物衛生サーベイランス」「アニマルウェルフェアの勧告の序論」「同豚生産システム」「狂犬病ウイルス感染症」「アフリカ豚コレラウイルス感染症」は、2019年5月のOIE総会で採択予定。
コード委員会の「アニマルウェルフェア採卵鶏生産システム」「鳥インフルエンザウイルス感染症」「豚コレラウイルス感染症」二次案については各国の意見を求めたもの。このうち、アニマルウェルフェア採卵鶏生産システムでは、一次案の営巣の区域が『設ける場合は』から『備えられるものとし』に、止まり木も『設ける場合は』から『備えられるものとし』へ変更されていることについて、生産者委員からいくつかの理由を挙げて「現実的でない」との意見が出されたほか、学識委員からは「世界的な変化が起きていることを認識する必要がある」などの意見が出された。農水省は、科学的データも踏まえて意見まとめたいとした。