「エッグサイティ ングな卵の研究」 京都女子大学の八田一教授が新刊

京都女子大学家政学部食物栄養学科の八田一教授が、新刊「エッグサイティング(Eggciting)な卵の研究」上下巻を、㈱木香書房から発刊した。

木香書房の月刊誌「鶏の研究」に連載した48回の原稿をアップデートし、さらに連載時に紹介しきれなかったユニークな卵にまつわる情報を加筆したもの。卵の栄養や調理特性を中心としたトピックを、一般の人でも分かりやすい知識から専門的な内容まで、幅広く網羅している。

上巻【写真右】の第1章「卵の栄養機能」の目次は、「たまごを立てる話し」「卵はカプセルに入った究極のサプリメント食品」「否定された卵のコレステロール悪玉説」など12題。第2章「卵の調理物性機能」の目次は、「ドラゴンの卵誕生と黄身返し卵の再現秘話」「透明卵白ゲルの研究その後」「ゆで卵の研究『温泉卵と逆温泉卵』」など12題。このほか追録が「魯山人の卵かけご飯」など3題。

下巻の第3章「卵の健康機能」の目次は、「世界のたまご研究はどこへ行く」「鶏卵抗体(IgY)との出会い」「ピロリ菌除菌IgY抗体の研究開発」「遺伝子組換え鶏と卵バイオテクノロジー」「卵が世界を救う」など24題。

上巻189ページ、下巻181ページ。価格はいずれも税込み2808円。注文は木香書房(電03-3259-2881)へ。