ゲン・コーポレーションがハイライン会議

種鶏管理や孵卵業務、営業に従事する関係者が多数参加した

㈱ゲン・コーポレーション(渡邉周治社長―本社・岐阜市折立296-1)は9月19、20の両日、岐阜市のホテルグランヴェール岐山で「第14回ハイライン会議」を開き、全国の契約孵化場の種鶏管理や孵化業務、営業に従事する関係者が多数参加した。

1日目はアメリカのハイライン・インターナショナル社(以下略称・ハイライン社)技術サービス獣医師のイアン・ルビノフ氏が「ハイライン鶏の種鶏とコマーシャル鶏の野外データ分析」と題し、ハイライン社で集計している野外データを基に分析した野外での傾向について紹介した。

ハイライン・イタリア社ゼネラルマネージャーのマッシモ・グラシアーニ氏は「変則的な孵化場のマネジメント」と題し、イタリアの養鶏事情と、ハイライン・イタリア社の孵化場の特殊なレイアウトや法規制などへの対応について説明した。

ワクチノーバ㈱開発統括部研究専門員・獣医師の宇野有紀子氏は「抗ワクモワクチン開発に向けた試み」と題し、養鶏現場で問題となっているワクモの対策として、抗ワクモワクチンの開発について紹介した。

2日目はゲン・コーポレーション営業・技術チーム小川泰司氏が、契約孵化場から提供されたデータを基に、2015年9月から16年8月までの間に孵化したハイライン種鶏群の成績について、過去10年間の生存率や産卵個数を比較し、近年の傾向や過去からの推移について分析したデータを紹介。

また、同社の後藤裕司チームリーダーを座長に、契約孵化場から事前に寄せられたハイライン鶏における種鶏・孵化管理、コマーシャル鶏の飼養に関する意見や質問を主題に熱心に情報交換した。

15年9月から16年8月までに孵化したハイライン種鶏60鶏群のうち、契約孵化場から報告のあった44鶏群を集計したヘンハウス産卵個数(25~64週齢)の上位成績は次の通りであった。

ハイラインマリア種鶏=①250.1個

ボリスブラウン種鶏 =①252.9個②252.4個③251.3個

ハイラインソニア種鶏=①250.9個②248.2個③246.3個