米国の穀物需給さらに下方修正 トウモロコシ、大豆とも USDA

米農務省(USDA)は9月12日、月例の穀物需給報告を発表した。記録的な干ばつに直面している2012/13年度の米国のトウモロコシと大豆は生産量、単収を前月に続いて下方修正し、トウモロコシは6年ぶり、大豆は9年ぶりの低水準になるとの見通しを示した。
トウモロコシの作付面積は9640万エーカー、収穫面積は8740万エーカーで、前月の予測を据え置いた。
単収は0.5%(0.6ブッシェル)下方修正して122.8ブッシェルとし、生産量は0.5%(5200万ブッシェル)下方修正して107億2700万ブッシェルになると予測。
需要量は飼料用を1.8%(7500万ブッシェル)上方修正したものの、輸出用を3.8%(5000万ブッシェル)下方修正。期末在庫は12.8%(8300万ブッシェル)上方修正して7億3300万ブッシェルになると予測。期末在庫率は6.5%で前月から0.7ポイント上昇した。
1ブッシェル当たりの生産者平均販売価格は、前月から下値、上値を0.3㌦引き下げ、7.20~8.60ドルと予測した。
大豆の作付面積は7610万エーカー、収穫面積は7460万エーカーで前月の予測を据え置いた。
単収は2.2%(0.8ブッシェル)下方修正して35.3ブッシェルとし、生産量は2.2%(5800万ブッシェル)下方修正して26億3400万ブッシェルになると予測。
需要量は搾油用を1.0%(1500万ブッシェル)、輸出用を5.0%(5500万ブッシェル)下方修正。期末在庫は前月の1億1500万ブッシェルを据え置き、期末在庫率は4.3%で前月から0.1ポイント上昇した。
1ブッシェル当たりの生産者平均販売価格は、前月の15.00~17.00ドルを据え置いた。

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