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石井製作所 水流式チラーを開発 氷を使わず低温で品質向上

2017.05.15発行
 食鳥処理機械を中心とした製品の独自開発・製造・メンテナンスや、プラント設計などの事業を展開している叶ホ井製作所(石井雄一社長―本社・東京都江東区森下3−3−1)は、氷を使わずに安定して低温を保つ「水流式チラー(冷却槽)CH−0709」(特許出願中)をこのほど開発した。
 食鳥処理場では、脱羽・中抜きしたと体を水冷式や空冷式のチラーで冷却し、解体の工程に送り出しているが、石井製作所が開発した「水流式チラー(冷却槽)CH−0709」の最大の特徴は、氷を使わずに水温2〜4度Cを維持できること(2000羽入れ替え時)。
 冷媒を厚さ2.0ミリメートルのステンレス製の冷却板内に通して冷却水を直接作るため、熱損失が限りなく少なくなり、従来品に比べて効率や耐久性が高まり経済的になった。プロペラによる水流で冷却水の自然な対流を作り出し、と体を傷めることなく効率的に冷却する。
 このため38度C程度で投入されると体を、20〜30分程度で10度C以下へと急速に冷却でき、と体の品質や鮮度を保つことができる。処理能力は、と体の大きさなどにより異なるが、1時間当たり1000〜3000羽。
 構造はシンプルで、冷却槽から水を抜くと冷却板がむき出しになるほか、コンベアも容易につり上げられるため、清掃も簡単にできて衛生的。タイマーによって夜間にと体を冷却し、始業時に最適な温度になるように制御することもできる。
 サイズは高さ1200ミリメートル(ウインチ部含むと2650ミリメートル)×長さ10650ミリメートル×幅1712ミリメートル(足場含むと2010ミリメートル)で、高効率モーターによってモーター効率が82.5%から88.8%に向上した省エネ設計。フレームと冷却槽、コンベアには、耐食性と耐久性に優れているステンレス鋼SUS304を使用している。
 「水流式チラー(冷却槽)CH−0709」は、即時償却も可能な中小企業経営強化税制の対象製品となっている。同社では5年の長期保証を付けており、「高効率・低価格で、冷却設備の費用は氷を使用した形式とほとんど変わらない」としている。
 詳細は同社(電03−3633−5651、F03−3633−5654、ホームページ=http://ishii-mfg.co.jp/)へ。



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