家きんの飼養管理基準の順守率は83.4%
農林水産省は、このほど平成27年11月27日現在の家きん農場における飼養衛生管理基準の順守状況を公表した。
採卵鶏、肉用鶏、卵用種鶏、肉用種鶏、あひる、うずら、きじ、ほろほろ鳥、七面鳥(各100羽以上)、だちょう(10羽以上)の飼養農場を各県が調査したもの。
農場数は採卵鶏4075、肉用鶏3512、卵用種鶏140、肉用種鶏501、あひる71、うずら50、きじ63、ほろほろ鳥5、七面鳥7、だちょう32の計8456農場。飼養衛生管理基準を順守し、「指導不要」であったのは全体の74.0%の6260農場、指導の結果「改善済み」が9.4%の794農場、「指導中」は16.1%の1362農場、「未確認」が0.5%の40農場で、「指導不要」と「改善済み」を合わせた順守率は83.4%となった。
採卵鶏1000羽以上飼養の2803農場のうち、「指導不要」が67.8%の1900農場、指導の結果「改善済み」が10.0%の279農場、「指導中」が21.7%の609農場、「未確認」が0.5%の45農場。
採卵鶏100~1000羽飼養の1272農場のうち、「指導不要」が58.7%の747農場、指導の結果「改善済み」が14.3%の182農場、「指導中」が26.3%の335農場、「未確認」が0.6%の8農場。採卵鶏全体の順守率は76.3%。
肉用鶏1000羽以上飼養の3351農場のうち、「指導不要」が83.4%の2796農場、指導の結果「改善済み」が7.6%の255農場、「指導中」が8.7%の293農場、「未確認」が0.2%の7農場。
肉用鶏100~1000羽飼養の161農場のうち、「指導不要」が62.1%の100農場、指導の結果「改善済み」が16.1%の26農場、「指導中」が20.5%の33農場、「未確認」が1.2%の2農場。肉用鶏全体の順守率は90.5%。
卵用種鶏飼養の140農場のうち、「指導不要」が92.1%の129農場、指導の結果「改善済み」が3.6%の5農場で順守率95.7%、「指導中」が4.3%の6農場、「未確認」が0農場。
肉用種鶏飼養の501農場のうち、「指導不要」が88.6%の444農場、指導の結果「改善済み」が5.0%の25農場で順守率93.6%、「指導中」が6.4%の32農場、「未確認」が0農場。
このほかの家きんの順守率は、あひる70.4%、うずら80.0%、きじ69.8%、ほろほろ鳥100%、七面鳥100%、だちょう62.5%。