11人の年間平均は211円 変動要因の多い今年の卵価を占う

平成27年の鶏卵相場(東京・M加重)は、配合飼料価格の高止まりや物流諸経費の上昇によりコストはアップしたものの、国内需要が堅調に推移し、米国で発生した鳥インフルエンザ(AI)の影響で輸入卵が減少したため、予想以上に需給が引き締まり、4~11月は前年を上回り、年間では前年を約6円上回る228円となった。28年は、1月から配合飼料価格の値下げがあるものの、生産コストは依然として高水準で、ひなえ付けの増加による生産増や輸入卵の動向なども心配されている。国内でAIの発生がないとの前提で、鶏卵業界の有識者11人に28年の卵価を占っていただいた(11人の年間平均は211円)。

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