米国のAI急速に拡大

米国の採卵養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザ(AI)の発生が急速に拡大している。
アイオワ州では、4月21日に大手採卵養鶏企業のサンライズファームズの1農場(380万羽飼養)、27日にセンターフレッシュグループの2農場(170万羽と380万羽)、5月1日にレンブラントフーズの1農場(570万羽)でH5N2亜型のAIが確認された。その後も発生は継続しており、同州の採卵鶏での発生羽数は5月6日現在、12農場・1858万羽と、全米の採卵鶏飼養羽数(1農場3万羽以上)約2億9600万羽の約6%が殺処分の対象となっている。
全米の採卵鶏や七面鳥などの農場でも発生が相次ぎ、昨年12月から5月6日までの家きんでのH5N2やN8亜型のAI発生事例は135農場・約2578万羽、うち鶏(裏庭養鶏や混飼を除く採卵鶏、ブロイラー、種鶏)では19農場・約2032万羽に達している。
米国のAIがミシシッピ川沿いの中央部や西海岸で拡大していることについて、農務省の動植物検疫局は「H5N8亜型のAIウイルスはアジア(ユーラシア大陸)を起源とし、昨年は『パシフィック・フライウェイ』(米大陸の西海岸沿いにアラスカから中米まで移動する渡りの経路)に沿って米国に拡大した。このパシフィック・フライウェイで、アジアのH5と北米の低病原性のNが混ざり、現在発生しているH5N2亜型やH5N1亜型などが生まれるとともに、ミシシッピとパシフィック、セントラルの各フライウェイが重なっていることで、ウイルスが米国中央部に移動している」と分析している。

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