農水省が配合飼料価格高騰対策
農林水産省は3月15日、主原料の穀物価格の値上がりや、為替の急激な円安で高騰している配合飼料価格について対策をまとめた。
内容は、(1)前期(1~3月期)に実施した異常補てん基金の発動基準の引き下げを4~6月期も継続して通常基金の補てん財源を確保(2)平成25年度の飼料需給計画で、小麦の輸入予定数量を24年度の90万トンより約2割多い107万トンに引き上げ(大麦は前年度と同じ128万8000トン)(3)飼料穀物備蓄対策事業の運用弾力化の継続で、配合飼料供給安定機構が機動的に貸し出せる限度数量の35万トン枠を維持する――など。