日本全薬工業が『経営革新推進賞』受賞 品質向上への取り組みを評価

動物用医薬品の大手、日本全薬工業(株)(高野恵一社長―本社・福島県郡山市安積町笹川字平ノ上1-1)は11月8日、2012年度日本経営品質賞の「経営革新推進賞」を受賞した。
日本経営品質賞は、国内企業と組織が国際的に競争力のある経営構造へ質的転換を図るため、顧客の視点から経営を見直し、自己革新を通じて顧客の求める価値を創造し続ける組織の表彰を目的として、(財)日本生産性本部が1995年月に創設した表彰制度で、経営革新モデルとして卓越した組織に与えられる。
今回受賞した「経営革新推進賞」は「日本経営品質賞」に次ぐ賞として、経営革新の継続的な実践により優秀なレベルにある組織に与えられるもので、2009年に設立された。これまでに1組織が受賞しているが、東北地方の民間企業としては「日本経営品質賞」を含め、初めての受賞となる。
日本全薬工業は2008年から経営品質向上活動に本格的に取り組み、社長を委員長とする「経営品質向上委員会」と、社員で組織する「経営品質向上プロジェクト」を発足し、経営品質向上プラグラムに基づく経営品質の改革に取り組んできた。
今回の受賞について同社では「品質向上に取り組んできたこれまでの活動と成果について評価いただいたことを励みとし、お客様の視点に立った経営改革と業務改善にこれまで以上に取り組み、社会に貢献できる企業を目指していきたい」としている。
表彰式は、来年2月20日に東京都中央区のロイヤルパークホテルで開かれる。

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