7月に全国4か所でHG鶏セミナー―開催へ アイエスエージャパン

ヘンドリックス(HG)鶏の日本国内での普及を始めて1年が経過した(株)アイエスエージャパン(上野和俊社長―本社・岐阜県山県市藤倉527)は4月19日、東京都中央区のTKP日本橋ビジネスセンターで記者会見し、今後の取り組み方針などを明らかにした。
同社は、HG鶏の普及を通じて、ひなと技術情報を含めたサービスを提供し、日本の養鶏産業に貢献することを目的に設立。種鶏はHG社と各孵化場の直接取引によって種鶏価格のコストダウンを図るが、同社は情報を共有して輸入業務の円滑化や安定供給、鶏卵生産者へのひなの提供拡大、孵化場と協力した広告宣伝で支援する。
また、ABC社のアンディ・ハンセン氏は、アイエスエージャパンの普及活動を支援しており、それぞれの会社とも、HG社との契約は今後も更新される、とした。
記者会見の冒頭あいさつしたアイエスエージャパンの上野和孝会長は、高病原性鳥インフルエンザや東日本大震災で被害を受けた養鶏関係者へのお見舞いと、復興へ向けての期待を表明するとともに、これまで歩んできた養鶏人生を振り返りながら、「世界のレイヤー育種会社は寡占化しているが、HG社の採卵鶏は、遺伝的にも優れた能力を持っている。日本の養鶏関係者に鶏種の選択の幅を広げてもらえるように、さらにはそれが日本の養鶏産業に貢献するように、アイエスエージャパンは頑張っていきたい」などと述べた。
上野和俊社長が同社の設立目的、業務機能と普及組織の進捗状況、種鶏販売羽数の拡大に向けた事業方針を説明し、「現在は6社の孵化場がHG鶏を取り扱っているが、強固な信頼関係を維持しながら、今後、新たな孵化場やレイヤーインテとの取引も拡大していく。このため営業スタッフも増員した。
初年度の種鶏販売羽数は、前年度とほぼ同じで、卵殻色の構成割合は白玉80%、赤玉18%、ピンク卵2%。今年度は構成比は変わらないものの、種鶏の販売羽数は50%増を見込み、供給面での機能調製を高めて孵化場の生産ロスの低減を支援していく。
さらに今年度は、生産者や孵化場に対し、HG鶏の最新の育種改良情報と飼養管理技術、飼料動向などを提供するセミナーを7月12日に東京(お茶の水ホテルジュラク)、13日に名古屋(名古屋クラウンホテル)、14日に福岡(ホテル日航福岡)、15日に岡山(アークホテル岡山)で開くほか、海外視察ツアーも適宜企画したい。
HG鶏には、イサ、シェーバー、デカルブ、バブコック、ボバンス、ハイセックスなど世界的に有名なブランドがあるが、その中から、遺伝的能力に優れ、日本市場にマッチした、収益性に優れた鶏種に集約を図り、(1)大玉で卵量追求型の白玉鶏『ジュピター』(2)小玉で効率追求型の白玉鶏『ビーナス』(3)赤玉で産卵個数の多い赤玉鶏『マース』(4)高い産卵率のピンク卵鶏『ユラヌス』――の愛称で普及していきたい」などと抱負を語った。
アンディ・ハンセン氏は「私の役割は、日本の養鶏産業に、幅広い選択肢を提供することで、そのためにイーアニマル社の飼料添加物『イーポートリー』やHG鶏の普及のお手伝いをしていく。2年前にHG鶏を50%にすると言い、まだ達成はできていないが、種鶏の販売羽数は昨年より着実に伸びている。HG社のISA部門には生産性の高い鶏を供給してもらい、孵化場に頑張ってもらって、日本の養鶏産業が発展することで、目標に近づけたい」とした。