防虫用エアカーテン「バグシャッター」 前川製作所が発売

(株)前川製作所(岩出功社長-本社・東京都江東区)は5月25日、茨城県守谷市の同社守谷工場で合同記者発表会を開き、食品を扱う建物内への虫の侵入を防止する『防虫用門柱型高効率エアカーテン装置“バグシャッター”』を開発、6月6日から全国で発売すると発表した。
同社は昨年6月、国産初の画像解析方式の『毛髪検出装置“銀河”』を発売したが、顧客からの虫対策への要望も多かったことから、4年前に開発した『産業用門柱型高性能エアカーテン装置“サーモシャッター”』の技術をベースに、防虫に着目した製品を開発・商品化した。
バグシャッターは、食品工場や食肉センター、物流センター、セントラルキッチンなど、食品を生産・流通している建物の搬入・搬出口や、出入り口などの各種開口部の左右に配置する門柱型のエアカーテン装置で、左右の装置がともに、吹き出し口と吸い込み口の両方を持っているのが特徴。開口部の全面にわたって、水平方向に輪を描くように循環する“二重の気流”を作ることで、気流前後の環境を空気の膜で効率的に遮断し、ハエや蚊などの虫の建物内への侵入などを防止している。
吸い込み口の奥には、殺虫効果のある「防虫網」を張っているほか、ファン運転時に開き、停止時に閉じる「吸い込みダンパ」を吸い込み口の入り口に取り付けているため、吸い込まれた虫は運転が停止しても外へ逃げられない構造になっている。
同社では、延べ約5000匹の虫を使って実験を繰り返した結果、開口部に飛来する虫(イエバエ)を約95%(開口部幅2200mm、60Hz地区の場合)の効率でシャットアウトできるとしている。
記者発表会での実験でも、イエバエ40匹のうち、32匹が装置に吸い込まれ、5匹は建物内への侵入を阻まれた。6月6日から開催のFOOMAJAPAN2006(国際食品工業展)にも出展した。
同社の石津一二取締役は、「食品工場や食肉センターなどで、すでに導入されている異物混入対策と組み合わせることによって、より完璧に近い異物混入クレーム対策ができると考えている」などと語った。