不信感強める生産者団体 10月以降の感染経路は不明

茨城県小川町で36例目となる弱毒タイプの鳥インフルエンザの抗体陽性が11月22日に確認され、29日にウイルスも分離されたことで、養鶏関係者の不安が一段と高まっている。24日に開催の家きん疾病小委員会と感染経路究明チームの会合では、10月末以降に確認された5例の感染経路は不明だが感染は広がっていない、との見解を示した。これに対し生産者団体などは、ウインドレス鶏舎の抗体陽性鶏を残したり、鶏糞を外部に持ち出したことなどに不信感を強めており、検討を進めている弱毒タイプの防疫指針についても、開放鶏舎が事実上切り捨てられかねないと危惧している。

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