独ルービン社と提携 東洋システムが総代理店に

東洋システム(株)(安田勝彦社長―本社・岐阜県各務原市金属団地97-4)は、このほどドイツのレイヤー用給水システム、集卵コンベア、細霧システムなどのメーカーであるルービン社と全面提携したと発表した。
同社とルービン社の関係は、これまでは必要とする製品を直接取引するだけにとどまっていた。
一方ルービン社は、日本の複数の会社と取引していたものの、EUや米国、アジアでの伸びに比べて、日本での製品の普及が低調に推移していたことから、日本における積極展開を模索していた。
このような中で両社の提携が検討され、今回、東洋システムを日本の総代理店とする契約が結ばれたもの。
ルービン社は、健全な財務体質を背景に、工場の合理化にも積極的に取り組み、高品質製品を競争力のあるコストで製造している。東洋システムは、ルービン社の製品性能と技術諸点をしっかりおさえると同時に、FU向け価格表(ユーロ価格)に基づいて普及を図っていく。
5月1日からは、3製品群の市場再構築に取り組んでいく。製品の特長などは次の通り。

ニップル給水システム=ルービン社が40年間作り続けてきた給水システム。ヒヨコの時は飲みやすく、トリの成長に合わせて十分な水が出る新開発のトップニップル、パイプの中を簡単にクリーニングするオートフラッシュシステムなどがある。東洋システムでは、ルービンニップルシステムの本当の価値を日本市場に浸透させたいとしている。

バーコンベアシステム=ローラーチェーンを使わない集卵コンベアは、シンプルでトラブルフリーが特長。東洋システムでは、製品の特長を最大限に生かすための適切なプランニング、施工、メンテナンスアドバイスなど、基本的なことを大切にして販売したいとしている。

フォッグシステム=粒子15ミクロンの細霧システムで、床にべた落ちせず、鶏舎内に万遍なくいきわたらせることができるのが特長。クーリングパッドの取り付けが難しい時の簡易冷房や、加湿、防塵に効果を発揮する。

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