中国産鶏肉からニューカッスル病ウイルス分離
農林水産省は3月18日、動物検疫所によるモニタリング検査で、広東省深セン(土ヘンに川)市の食鳥処理場で生産された鶏肉から採取した1検体から、強毒株のニューカッスル病ウイルスが検出されたと発表した。
同省では18日付で中国政府に通知するとともに、出荷農場での本病の発生の有無が確認されるまで、当該食鳥処理場からの家きん肉類のわが国への輸出を停止するとともに、さらに、出荷農場の検査の結果、発生が確認された場合には、家禽衛生条件に基づき最終発生から90日間、同地域からの輸出停止措置を継続することなどを、同政府に連絡した。
また、動物検疫所は、米国バージニア州でトリインフルエンザが発生したとの情報を得たため、念のため18日から米国からの鶏肉などの輸入を停止した。生産局衛生課では、19日以降、正式な情報を得た上で、輸入の一時停止などの措置を取ることにしている。