キユーピーが春の業務用新商品29品を発売

野菜と卵の摂取増へ

白井利政本部長

キユーピー㈱(長南収社長―本社・東京都渋谷区)は2月14日、春の業務用新商品29品を発売した。

このうちスノーマンブランドの加熱済みタマゴ加工品は、見た目が生の卵黄のような『きみぷち』(内容量=10グラム×30個)、卵黄の溶き卵に近い風味の『卵黄風ソース』(500グラム)、具材にかければ卵とじ風になる『丼用たまご』(同)、加熱しても半熟感の残るスクランブルエッグ『とろっとスクランブル』(500㌘と100㌘の2種類)の5品。いずれも賞味期間は冷凍で1年間。

卵黄とだし醤油の風味を楽しめる『FCたまごソース』や、『サラダ用マヨネーズNN』『クリーミィタルタルソース(ボトル)』なども新発売した。

真ん中に『きみぷち』を乗せたスタミナ丼。混ぜるとトロトロになる

1月30日には本社で新商品説明会を開き、フードサービス(FS)本部の白井利政執行役員本部長が2018年度のFS部門は増収増益を達成できたと報告。

タマゴ加工品の販売状況や今後の展開などについては「人手不足の影響もあり、新たにタマゴ加工品・素材品を使っていただける機会が増えている。また当社は『サラダとタマゴのリーディングカンパニー』として、これらをもっと手軽に食べてもらおうと、中長期的なスパンでサンドイッチにフォーカスを当てていく。片手で食べることができ、一食完結型のサンドイッチに私たちが変化を加えていくことで、ベーカリー業態に限らず、色々な業態で野菜とタマゴを手軽に摂取できる食シーンや食文化を創出できるのではないか」などと述べた。

『とろっとスクランブル』をかぶせたオムライス。アイデア次第で様々な料理に

FS本部開発部の山本英之部長も、新商品の開発テーマは「野菜・卵の摂取機会の創出」であったと紹介。様々な加工品を外食や中食市場に提案することで、ワンランク上の料理提案を行ないたいとした。

別室では『きみぷち』を丼や麺メニューに乗せる提案を行なったほか、『とろっとスクランブル』使用のオムライス、『丼用たまご』使用のカツ丼などの展示も。『FCたまごソース』とローストビーフの相性の良さもPRした。