AI活用でブロイラーの体重と死鶏を検知 オヤマで開発検証を開始へ NTT東日本

東日本電信電話㈱(NTT東日本、本社・東京都新宿区)とKNEX.inc(本社・アメリカ、ジョージア州)は、ブロイラーインテの㈱オヤマ(小山征男社長―本社・岩手県一関市)の農場で、人工知能(AI)によるブロイラーの体重測定と、死鶏の発見の開発検証を今春から開始する。

畜産の生産現場は人手不足に悩まされており、業務のさらなる自動化が求められている。ブロイラー農場では、体重測定や死鶏の発見、設備不良の発見などが人の日々の業務となっているが、KNEX.incはアメリカで、AIを活用したコッブ鶏の体重測定と死鶏を発見する技術を確立している。

今回の開発検証では、手動による体重測定や死鶏の観察と、AIによる計測の精度を比較し、日本で主に飼育されているチャンキー鶏でも同様の効果が出るかどうかを検証する。

NTT東日本では、銘柄鶏の生産・販売で市場から高い評価を得ているオヤマで得た情報を元に、汎用的なサービスとして他のブロイラーインテへの展開を目指す。