優れた『レッグポジショナー』で、お客様のレッグ取り扱いをシンプルに マレル・ストーク
マレル・ストーク・ポートリー・プロセッシング社(オランダ)は、同社の食鳥処理機の特徴や世界の顧客の事業展開などを機関誌『INSIGHT(インサイト)』で紹介している。マレルジャパン㈱(ベイカー・カスパ社長―本社・兵庫県明石市)経由で送られてきた2015年6月号から、新製品紹介記事「優れた『レッグポジショナー』で、お客様のレッグ取り扱いをシンプルに」をマレル・ストーク・ポートリー・プロセッシング社の許可を得て紹介する。
マレル・ストーク・ポートリー・プロセッシング社が自信をもって市場に送り出す新型の『LegPositionerレッグポジショナー』は、大ばらしシステム「ACM-NT」の解体シャックルからレッグを自動的に(必要であれば特定の規格のものを選んで)下ろし、ベルトコンベア上に置くことができる。
レッグは常に同じ位置、向き、間隔で置かれ、間隔の調整なども可能。これらの特長から、省人化を実現しながら、解体したレッグを川下の加工工程へとスムーズに送り込むことができる。
省人化
解体後の加工工程が複数にわたる場合に、レッグポジショナーは最も強みを発揮する。製品が常に同じように作業員の手元やパッキングロボットに送られてくるため、量販店向けの包装が定貫・不定貫にかかわらず非常に簡単になり、人件費や労力が削減でき、パッキングや配列などの作業もより簡素化される。
送り込みの改善
レッグポジショナーの導入により、川下の各機器への自動送り込みの改善も期待できる。例えば、フリーザーやインジェクター、皮はぎ機、ベルトグレーダー、マリネが簡単にできるマレル・ストークの『バリュースプレー』、バッチング(製品重量を規格内で揃えるための仕分けや自動トレー積載)などへのスムーズな接続が考えられる。
完全なトレーサビリティが可能
マレル・ストークの機器が計測したレッグの重量や品質などの情報は、ACM-NTのシャックルから特定の規格のレッグを選んでベルトコンベアに送る際にも活用できるため、すべての製品を付加価値が最も高くなる工程に送り出すことができる。この性能が、すべての製品の完全なトレーサビリティを可能にしている。
詳細は同社ホームページ(marel.com/legpositioner)またはマレルジャパン(電078・934・1610)へ。
【大ばらしシステム「ACM-NT」のラインからレッグを振り分けてベルトコンベアに流す『レッグポジショナー』(右下)㊤、ベルトコンベア上の常に同じ位置、同じ向きにレッグを置くことができる㊥、製品は常に同じように手元に送られてくるため、包装作業もより効率的㊦】