伊藤忠商事とタイのCPが提携
大手総合商社の伊藤忠商事(株)(岡藤正広社長―本社・東京都港区)は7月24日、タイの財閥大手チャロン・ポカパン(CP)グループと、相互出資を柱とする資本・業務提携契約を結んだと発表した。
両社は(1)アジア地域を中心とした食料、化学品、情報通信、金融などを含む非資源分野における事業拡大機会の共同開拓(2)タイ・中国・ベトナムなどを中心としたアジア地域における飼料、畜産、水産関連分野での共同取り組みの推進ならびに同地域への原料供給体制の整備――などを進める。
このため、CPグループは、伊藤忠商事の第三者割当増資を引き受け、約2.9%(約1000億円)の株式を取得。一方、伊藤忠商事はCPグループの中核企業で、中国とベトナムで飼料・畜産・水産事業などを手がけるCPPの25%の株式を約870億円で取得する。