ハイテム 直立ケージ「エコブリーズ」が糞乾電気代を大幅削減 エアパイプ対比1/4に
(株)ハイテム(安田勝彦社長―本社・岐阜県各務原市テクノプラザ2-10)は、電気代が上昇傾向となっている中で、かねてから糞乾電気代の削減に取り組んできたが、ブレード型糞乾システムエコブリーズでベルト駆動から直結駆動方式に改善するとともに、駆動モータの容量見直しとインバータ駆動導入で糞乾電気代の大幅削減に成功、そのフィールド実績例を発表した。
糞乾電気代は、換気電気代と並ぶウインドレスの2大電気代とされている。エコブリーズ糞乾は、エアパイプ糞乾に比べ、糞の乾きが通常10%程度良く、半日程度運転を止めている農場もあるが、この場合はさらに電気代が下がることになる。
ハイテムでは、糞乾電気代のほか、50インチ換気扇の本体外形寸法は同じで、羽根径を3インチ大きくし、消費電力効率を20%向上させた省エネ型換気扇を同社鶏舎システムの標準換気扇として採用するなど、鶏舎電気代の節減に取り組んでいる。同社では「ハイテムシステムの基本コンセプトである設備の違いがもたらす第2の利益増大の観点から、今後とも電気代の削減などに力を入れて取り組んでいきたい」としている。