生産段階でもHACCP方式導入 農水省が衛生ガイドラインまとめる
農林水産省生産局畜産部衛生課は、安全な食品原材料の確保が重要になってきていることから、畜産の生産現場におけるHACCPシステムに基づいた衛生管理体制の整備について検討してきたが、このほど「家畜の生産段階における衛生ガイドライン」をまとめ、各県の衛生担当部局や家畜保健所などに配布した。同ガイドラインは、全国的な農場実態調査と汚染状況調査の実施に基づくHACCPシステムの導入を基本とし、各農場ごとの立地条件や畜舎構造、飼育形態の特性に応じた「実施マニュアル」作成のための指針とすべき内容を各畜種ごとにまとめたもの。