罰則強化のJAS法成立 BSE法も

違反者への罰則を強化したJAS法(日本農林規格)改正案と、牛肉骨粉を原料とした飼料の使用禁止や、BSE(牛海綿状脳症)発生時の対応マニュアルとなる基本計画を作ることなどを盛り込んだBSE対策特別措置法が、6月7日の参院本会議で全会一致で可決、成立した。両法とも交付は6月14日を予定。施行は20日後の7月4日になる見込み。
このうち改正JAS法は、これまで違反者には(1)指示(2)公表(3)命令(4)罰則のステップであったものを、(1)指示・公表(2)命令・公表(3)罰則――と、違反者の公表が指示と同時にできることになる。
また、罰則も軽すぎるとの指摘があったことから、個人が従来の50万円以下の罰金から、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に、法人が50万円以下の罰金から、1億円以下の罰金へと大幅に強化された。

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