抜群の産卵性能を発揮するデカルブ・ホワイト
オランダの育種会社ヘンドリックス・ポートリー・ブリーダーズ(HPB)社は、1990年代に米国・デカルブ社と育種改良の技術交流をしていた時に、お互いの鶏も交換していたが、昨年、同社がデカルブ社を買収したのを機に、ボバンスとデカルブの血と技術の結晶として誕生した『デカルブ・ホワイト』をいち早く、米国、日本向けに売り出した。同鶏は日本でも昨年末に兵庫の(株)城山種鶏場(本多勝社長―加古川市志方町岡504―1)にコマーシャルのテスト鶏が導入されたが、今年夏の厳しい酷暑を乗り切る優れた産卵性能と、商品化率の高いサイズバランスや卵質のよさなどを発揮しており、鶏の将来性を見抜く独特の眼力を持つ同社の桜井勇会長も、「これだけ暑さに耐える鶏は初めて見た。デカルブ・ホワイトの性能は間違いない」と太鼓判を押している。