春の注目イベント〝イースター〟向けの「バラエティEGGサラダ」

ケンコーマヨネーズ㈱(炭井孝志社長―東京本社・東京都杉並区)は10月10、11の両日、東京都新宿区のベルサール高田馬場で〝KENKO ACTION 2019 UP〟をテーマに「ケンコーマヨネーズグループ総合フェア」を開き、取引先関係者らが多数来場した。11月13、14の両日には大阪会場(マイドームおおさか)でも開催する。

メインコーナーの『季節別最旬サラダ』では、多くの業態からのニーズが高い〝旬〟〝イベント〟をキーに、野菜やサラダに対する消費者ニーズを踏まえて考案した新しいサラダ料理を季節別に提案したほか、サラダショップを展開する「サラダカフェ」が実施した野菜に関する意識調査のアンケート結果をパネルで展示。春の注目イベントとしてイースターを取り上げ、青や紫、ピンクに色付けした卵ピクルスと、ドレッシングのスパイシーな香りとニンニクの風味がクセになる「バラエティEGGサラダ」を紹介した。

マヨネーズを主役として組み合わせた土鍋ご飯

ベーカリー提案の『パワー・アップ・ベーカリー』では、リテールベーカリー向けには即戦力、ロス削減、トレンドの3つのコンセプトに基づいたメニュー(「タマゴたっぷり!カリッと山盛りトースト」など)を提案。大手製パン向けには新たなニーズを満たす新機軸としてフィリング(チキン、カルボナーラ、キャラメルバナナ)を使ったメニューを紹介した。

中食提案の『パワー・アップ・デリカ』では、ケンコーマヨネーズと連結子会社がコラボしたメニューを提案。使い切り小型サラダなどとソース類、タマゴ加工品を入れた五味五色弁当や、欲しい総菜だけをそろえたカスタムカセット弁当、ベジタブルおつまみ、野菜で価値UPのグリル料理、日本の良さを知る和サラダを紹介した。

事業別商品提案のマヨネーズ・ドレッシングのうち、ドレッシングでは20種類のドレッシングから好きなものを試食できるドレッシングバーを設置。タルタルソースではケール粉末やマーマレードジャムなど、プラスワンで見た目や味を大変身させるアレンジを紹介。マヨネーズでは土鍋ご飯、あんぱん、パフェ、ラーメンなどの様々なメニューにマヨネーズを主役として組み合わせたメニューを提案した。

「惣菜亭 冷凍厚焼き卵サンドイッチ用4切れ」を使った卵カツサンド

サラダ総菜では、そば屋やイタリアン、焼き鳥店などの食材をフル活用した業態別のポテト料理などを提案。

たまごのうち、厚焼き卵・だし巻き卵では静岡富士山工場製造の『惣菜亭』シリーズを紹介。2019年に発売した『惣菜亭 冷凍厚焼き卵サンドイッチ用4切れ』と、東京・大阪の両会場で異なるソース(東京=はちみつマヨソース、大阪=金ごまカツソース)を組み合わせた卵カツサンドなどのメニューや、手焼き風の焼き目を入れた『惣菜亭 焼き目入り厚焼き卵H』を紹介。『惣菜亭 小型シリーズ』では売り場をイメージした展示や、家庭でできるメニューPOPなどを量販店向けに提案した。

スクランブルエッグでは、各商品の特徴を生かしてお客様の悩みを解決するようなメニューを提案。『とろ~りたまご』を混ぜるだけで、かきたまごがふんわり広がる肉うどんや、スチームコンベクションでもとろとろの食感が楽しめるゴーヤチャンプル、『クリーミースクランブルエッグ』シリーズを解凍するだけで本格派のモーニングを提供できるイングリッシュブレックファースト、バター風味とふんわり食感をプラスしたクロワッサンサンドなどを紹介した。

「とろ~りたまご」を使った肉うどん

また、ケンコーマヨネーズ社員のたまごの知識を高めるために、今年度からスタートした『たまご検定』の取り組みも紹介。参加型のクイズコーナー(①日本人が年間で食べる鶏卵の1人当たりの平均個数は○○です②日本で鶏卵の生産量が最も多い都道府県は○○です③卵黄の色を決める要因は○○です④惣菜亭シリーズに使用しているこだわりのだしは○○と○○です⑤惣菜亭小型の容器が固い理由はふっくらとした食感をキープすることと○○です)もあり、来場者が挑戦する姿がみられた。

このほか、世界各国で収集したトレンド情報を発信する「リサーチ情報」、カフェとベーカリー業態向けの「ベーカリー講習会」、美と健康を食べるをテーマにした美サラダ」などのメニューを紹介する「サラダカフェ」、作業効率が向上する素材系・甘酒・漬物を紹介する「冷凍総菜」、食べやすさが向上したヘルスケアシリーズを紹介する「やわらか食」のコーナーも設置した。

総合フェア東京会場の開会に先立ち、メディア向け説明会に出席した鈴木明宏商品本部長は「元号の変更や2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を間近に控え、日本全体が前を見据える中、食の市場では原料高騰や人手不足など課題が山積みになっている。お客様の課題解決のお手伝いをし、お客様と共に飛躍するという意味を、今回のテーマ『KENKO ACTION 2019 UP』に込めた。このフェアを通してお客様のそれぞれが抱える課題を解決するヒントとなるような提案を行ない、お客様と共にグローアップ、ブラッシュアップしていきたい」などと述べた。