社長に福井寿一氏 日本全薬工業

日本全薬工業㈱(本社・福島県郡山市安積町笹川字平ノ上1-1、企業ブランド・ゼノアック)は、5月22日に定時株主総会と取締役会を開き、福井寿一副社長が社長に就任した。高野恵一社長は取締役相談役に就いた。

福井寿一氏は福井邦顕会長の長男で、日本全薬工業に入社後は主に海外事業部門を担当。系列会社の日本バイオロジカルズ㈱やベトキノール・ゼノアック㈱の社長も歴任した。

今回の社長就任にあたっては「創業から70余年、弊社がここまで来られたのは、ここにつながるすべての人々のおかげです。心から感謝いたします。この間、産業の発展・高度化に伴い、動物用医薬品の世界でも、より専門的な製品やサービスが求められています。しかしながら、どれだけ時代が移り変わろうとも、ゼノアックはお客様のために、そして動物のために、価値あるものを提供するという姿勢は変わることがありません。今後は国の枠を超え、世界の人々、動物のためにより多くの場面でゼノアックの製品がお役に立てるよう、ゼノアックは社内体制を充実させ、研さんを重ねていく所存です。また、今後も地元福島を拠点とし、社会への貢献を続けてゆきます」などと抱負を述べている。

福井 寿一氏(ふくい・としかず)98年(平10年)日本全薬工業㈱入社。08年海外事業部北京代表処副代表、09年CC経営推進本部海外事業部長、11年日本バイオロジカルズ㈱社長、13年日本全薬工業㈱取締役国際本部長、16年取締役副社長兼ベトキノール・ゼノアック㈱社長。福島県出身、44歳。