日本は19個減の320個 1人当たり年間鶏卵消費量 順位は2つ落とし4位に

2023年各国データ IEC報告より

国際鶏卵委員会(IEC)は、各国のレポーターが報告した2023年次の統計数値を会員向けに公表している。概要を順次掲載する。

1人当たり年間鶏卵消費量

1位は例年通りメキシコ。2位はアルゼンチン、3位はコロンビアがそれぞれ順位を1つずつ上げた。南米各国の鶏卵消費量は近年、大幅に増加。特にコロンビアでは、同国の鶏卵産業関係者が意欲的な消費拡大活動を展開している。

日本は順位を2つ落とし、4位となった。1人当たり消費量は、前年より19個減少。過去最大規模の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の発生により、採卵鶏約1654万羽が淘汰され、「エッグショック」などとして報じられた供給減の影響が、本統計にも現れた結果となった。

5位はロシア、6位は米国、7位は韓国、8位は中国と続いている。

消費量が増加した国は16か国、減少した国は10か国。33か国の平均は231個。22年と23年の数値がある32か国の合計は、前年より14個増加した。

主要国の1人当たり鶏卵消費量【PDF形式】