日ハムと細胞培養肉の基盤技術開発を開始  インテグリカルチャー

細胞培養技術を使った食肉の開発を進めているインテグリカルチャー㈱(羽生雄毅社長―本社・東京都文京区)は7月4日、国内食肉最大手の日本ハム㈱(畑佳秀社長―本社・大阪市)と共同で、動物細胞の大量培養による食品生産に向けた、基盤技術開発を始めると発表した。

インテグリカルチャーによると、世界の人口増と新興国の経済成長によって今後、食料需要は急増し、食肉の調達も困難になることが危ぶまれている。このため同社は細胞培養技術で作った食品を、消費者の手の届く価格帯で提供することで、持続可能なたんぱく源の提供を目指しているとのこと。