国内初の発泡錠剤型IB生ワクチン『「BI」H120ネオ』 ベーリンガーが8月に新発売
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン㈱(永田正社長―本社:東京都品川区、略称・BIAHJ)は、鶏伝染性気管支炎(IB)生ワクチン『「BI」H120ネオ』【写真右】を8月1日に新発売した。
IB生ワクチン『「BI」H120ネオ』は、従来のバイアル品を発泡錠剤化するコンセプト〝ネオシリーズ〟の発泡錠剤型水質改善剤『ネオスタブ』、ニューカッスル病生ワクチン『アビVG/GAネオ』に次ぐ3品目の製品で、IB生ワクチンとしては国内初の発泡錠剤型。従来のバイアル製剤であるIB生ワクチン『「BI」H120』と同一のマスターシードウイルスを使用している。
錠剤は発泡しながら水に溶解し、自然に混和するため、より簡便に飲水投与、点眼・点鼻投与が可能となる。発泡錠剤では、ワクチンの調製作業が劇的に改善されるとともに、使用後の感染性廃棄物の量は、バイアル製剤に比べて大幅に削減される。
〝ネオシリーズ〟は地球環境にも配慮して設計されたブランドで、ガラスを使用しないことで地球資源を節減するとともに、製造から消費までの製品ライフサイクルの中で発生する二酸化炭素排出量も減少させる。
『「BI」H120ネオ』の主な特長は、①鶏伝染性気管支炎ウイルスH120株を主剤として含む②H120株の遺伝子型はマサチューセッツ型で、血清交差域が広い③使用者が安全に取り扱えるため、ワクチン調製時のミスが起こりにくい④ワクチン調製作業が簡便で、輸送・保管しやすい⑤廃棄物が少なく、地球環境にやさしい――で、規格は1000ドーズ×10錠。販売元は日本全薬工業㈱、製造販売業者はBIAHJ。
問い合わせはBIAHJ(電03-6417-2800、F03-5435-2950)へ。