反動減で鶏肉5.9%減、鶏卵7.2%減 7月の家計調査購入量
総務省統計局は9月7日、令和3年7月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染症対策の影響で内食需要が高い畜産物の購入量は、大幅に増えた前年の反動により減少したものの、コロナ禍前の一昨年を上回っている。
全国1世帯(世帯人員=2.93人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比5.9%減の1.440キロ(1人当たりは5.2%減の491グラム)、支出金額は7.3%減の1265円(同6.6%減の432円)。
鶏卵の購入量は7.2%減の2.647キロ(1人当たりは6.5%減の903グラム)、支出金額は1.4%増の845円(同2.1%増の288円)。
このほかの購入量は、牛肉は0.2%増の570グラム、豚肉は3.4%減の1.782キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は23.1%減の203グラム、ドレッシングは5.9%減の222ミリリットル、生鮮魚介は2.1%増の1.867キロ。
弁当や総菜など調理食品の支出金額は8.5%増の1万2272円(やきとりの支出金額は8.8%増の223円)、学校給食を除く外食の支出金額は5.0%増の1万124円。
これらを基に本紙で試算した1~7月累計の鶏肉の購入量は前年同期比4.6%減の10.522キロ(1人当たりは3.8%減の3.586キロ)、支出金額は3.6%減の9637円(同2.8%減の3284円)。
鶏卵の購入量は3.0%減の19.315キロ(1人当たりは2.3%減の6.583キロ)、支出金額は0.5%減の5930円(同0.3%増の2021円)。
1人当たりの購入量は表「家計調査・1人当たりの購入量の推移」の通り。