初のオンライン社会科見学を実施 キユーピー
キユーピー㈱(本社・東京都渋谷区)は、9月16日に愛知県豊田市の挙母工場で初めてオンライン社会科見学を実施し、豊田市立小原中部小学校の4年生が参加した。
キユーピーは現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため工場見学を休止している。秋には例年、多くの小学生が社会科見学でキユーピーの工場を訪れるが、今年は来場できないため、ウェブ会議サービスを利用して、小学校の教室と工場をつなぐオンラインでの社会科見学を始めた。
当日は、従業員が挙母工場からマヨネーズ・ドレッシングの製造工程や品質を守る工夫を伝え、小原中部小学校の教室にいる4年生8人とオンラインで交流した。
参加した小学生からは「聞きたいことが質問できてよかった」「工場のことが知れてとても楽しかった」との感想が聞かれた。
キユーピーグループが長期ビジョンとして策定した「キユーピーグループ2030ビジョン」では、2030年のグループの〝ありたい姿〟の1つに「子どものおいしい笑顔のサポーター」を掲げている。実現に向けた重点課題を「子どもの心と体の健康支援」とし、「2030年までに、グループの食育活動などで接する子どもの笑顔の数を、100万人以上にする」(2019年からの累計)ことをサステナビリティ目標としている。
キユーピーは、挙母工場見学を皮切りに、10月からは神戸工場(兵庫県神戸市)や鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)でも、近隣の小学校を対象にオンライン社会科見学を開始する。