『鳥肉以上、鳥学未満。』 川上和人著、岩波書店刊
「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ」の著者として知られる川上和人氏(森林総合研究所・主任研究員)の新刊『鳥肉以上、鳥学未満。』【写真右】が岩波書店から発刊された。雑誌「科学」の2014~17年の連載「鳥学キッチン」を加筆修正したもの。
鳥類学者の視点から、身近な鳥類としての「ニワトリ(鶏)のもつ代表性と異端性を念頭に置きつつ、鳥類の性質について」その飛び方や、各部位の筋肉、骨格、臓器の解剖学的特徴や名称などを、全編にわたりユーモアたっぷりに解説している。
各章のタイトルは「ツバサをください」「アシは口ほどに物を言う」「一寸の鳥でも五分はホルモン」「そしてトリもいなくなった」。四六判、税別1500円。注文は書店へ。