キユーピーの業務用新商品、卵焼きや卵黄使用のドレッシングなど
キユーピー㈱(長南収社長―本社・東京都渋谷区)は2月13日、スノーマンブランドの業務用タマゴ加工品『鶏そぼろと大豆のたまごやきSP10』『同SP12』『彩り野菜のたまごやきSP12』(数字は卵焼きのカット数)を発売した。
すべて500グラム入りで、賞味期間は冷凍で1年。従来の冷凍品からでんぷんを抜き、卵焼き本来の風味と食感を追求したという。学校給食や、企業・事業所の食堂などに向けて販売している。
新たな業務用ドレッシングやソース、スープ、総菜など19品も同時発売。このうち同社が一押しする『ペイザンヌサラダドレッシング』は、卵と麹を組み合わせたオリジナル原料「熟成卵黄」を使用し、卵黄のコクとうま味に加えて、ハーブ、マスタード、ガーリックなどの風味も感じられるように仕上げた。葉物野菜やジャガイモ、キノコ、ハム、目玉焼きなどを盛り付けてドレッシングをかければ、フランスの〝田舎風サラダ〟を作れる。1000ミリリットルのボトルタイプ(賞味期間は常温7か月)と、30ミリリットルの小袋タイプ(同6か月)がある。
1月30日に本社で開いた商品説明会では、フードサービス本部の白井利政執行役員本部長が「昨年は人手不足を背景に、オペレーションの簡素化と、プラスアルファの価値を両立できるようなタマゴ加工品やロングライフサラダなどが伸長した」と中食・外食業界の傾向を紹介。
同本部開発部の田村則之部長は3種類の卵焼きについて「厚焼きのカテゴリーの中でも、近年、特に伸長している具入りのシリーズとして新たなバリエーションを追加した」と説明した。