存在感のある『錦糸卵』 ケンコーマヨネーズが業務用新商品発売

中食・外食市場のトレンドを捉え、太めにカットした『惣菜亭 焼き目入り錦糸卵』

ケンコーマヨネーズ㈱(炭井孝志社長)は2月3日、東京都杉並区の東京本社で業務用新商品の発表会を開いた。

島本国一常務執行役員は今年の方向性について、国内とインバウンドの需要獲得に加えて、海外で得た食の情報を国内市場にフィードバックしていきたいと強調。商品開発では機能性や簡便性などを追求しつつ、新たな素材・テイストも取り入れることで「ケンコーマヨネーズの商品を選んでもらえるようにしたい」などと述べた。

商品開発本部の矢野輝彦本部長が計11品を紹介し、続く試食会では開発担当者らが各商品の特徴を解説。このうち2月17日発売の『惣菜亭 焼き目入り錦糸卵』は、静岡富士山工場で殻付卵を割卵し、自動焼成機で食欲をそそる焼き目を付けている。

カット幅を従来品より太い約5ミリメートル(長さは約65ミリメートル、厚みは3~4ミリメートル)とし、冷やし中華などに添えた際に、単なる彩りではなく、卵の風味やほど良い甘さを感じてもらえるようにした。近年は中食・外食市場ともに太麺を使うことが増え、麺に負けない存在感も求められていたという。サラダや押し寿司、鶏飯などの具材にも使える。1袋500グラム入りの冷凍品で、賞味期間は製造日から1年。

卵以外の新商品は、タピオカミルクティーの人気や紅茶専門店の増加などのトレンドを捉えた『紅茶香るドレッシング』、ギリシャで肉料理や揚げ物に使われるヨーグルトソース『ヨーグルトザジキ』、開封後すぐに食べられる『和彩万菜 蓮根と鶏肉の梅仕立て』など。