全農、商系とも値下げ 補てん打ち切りで実質値上げに 10~12月期配飼価格
全農は9月22日、10~12月期の配合飼料価格を、全国全畜種総平均でトン当たり200円値下げすると発表した。主原料のトウモロコシや大豆粕などの原料価格の値下がりを見込んで値下げしたもの。
しかし、飼料基金からの補てんは、直近1年間の配合飼料価格の平均を上回らなかったため、7~9月の650円の補てんが打ち切られ、生産者の負担が増加し、実質約450円の値上がりとなる。
商系については、各社により値下げ額は異なるものの、為替を前期よりやや円高で設定(全農は前期と同水準)して、おおむね350円前後の値下げ見込みで、同じく7~9月の飼料基金の補てん1,150円が打ち切りになるため、実質約800円の値上げとなる。