卵殻質改善の配合飼料ロングライフシリーズ 日本農産工業が発売

日本農産工業(株)(三好正俊社長―本社・横浜市)は、卵殻質の改善にコンセプトを置いた採卵成鶏用配合飼料『ロングライフシリーズ』と、各種飼料用酵素を配合し、暑熱ストレスや糞便性状に配慮した養鶏用混合飼料『夏元気』を、6月から順次発売する。
新飼料の『ロングライフシリーズ』は、プレ産卵用『レイスタート』、産卵前期用『ファーストレイ』、産卵中期用『セカンドレイ』、産卵後期用『サードレイ』、アウト前用『ファイナルレイ』、夏季用『サマーレイ』の6種類。フレキシブルな飼養体系に対応し、卵殻質の改善に配慮している。
『レイスタート』は、育成後期から産卵初期にかけてカルシウム・リンの蓄積を高め、丈夫な骨格形成を促す(産卵初期の大腿骨へのカルシウム蓄積量が20%改善)ため、産卵後半の卵殻質維持が期待できる。
『ファイナルレイ』は、アウト前1か月間に、骨に蓄積されたカルシウムが卵殻形成に利用されるよう促すため、卵殻質の改善(産卵後期の卵殻強度が10%改善)が期待できる(改善比率は同社従来製品比)。
このほか、(1)すべての製品の代謝エネルギーを一定とし、切り替えショックを軽減する(2)『ファーストレイ』『セカンドレイ』『サードレイ』『サマーレイ』を組み合わせることによって、適切な卵重コントロールが行なえる――ように配慮している。
養鶏用混合飼料『夏元気』は、各種飼料用酵素を配合し、暑熱ストレスや糞便性状に配慮しており、主な特長は、(1)たん白分解酵素、でんぷん分解酵素、繊維分解酵素をバランス良く配合し、消化吸収を助ける(2)抗ストレス作用を持つビタミンC、ビタミンE、有機セレンを配合(3)糞便性状に配慮し、天然の珪酸アルミニウムを配合――など。
『ロングライフシリーズ』は年間20万トン、『夏元気』は同10万トンの販売量を見込んでいる。
詳細は同社マーケティング部(電045・224・3704)へ。

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