1~3月の鶏卵生産量 各月とも前年下回る

農林水産省統計情報部は5月20日、今年1~3月の鶏卵流通統計を公表したが、各月の鶏卵生産量、出荷量とも前年同月を下回った。1~3月累計の生産量は61万2,548トンで前年同期比2%減、同出荷量は59万3,797トンで同2.1%減。
当初、ひなえ付けなどからみると、今年の鶏卵生産量の増加が予想されたが、統計上は減少したことはどのような原因か、また、生産量、出荷量が減少したにもかかわらず、1~3月の卵価(全農・東京・M加重)は各月とも前年を下回っている(1月5%減、2月13%減、3月6%減)理由に関心が集まっている。
え付け増のわりに生産が増加していないのは、強制換羽の減少や産卵期間の短縮などのほか、育成率の低下(育成期の病気など?)などで成鶏めす羽数が少ない(統計情報部の2月1日現在の成鶏めす羽数は前年比1%減)ためと推測される。また、生産量が減少したにもかかわらず卵価が低下したのは、消費が停滞(1~3月の家計消費量は0.7%減、マヨネーズ向け原料卵も減少)しているためではないかみられる。