5月輸入 鶏肉22.5%減、調製品10.8%減 鶏卵関係も軒並み減少
財務省は2020年5月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。
《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比22.5%減の3万6109トンで、このうちブラジルは29.3%減の2万5998トン、タイは3.5%増の8685トン。
鶏肉調製品は10.8%減で、中国は5か月連続で前年を下回った。
1~5月の輸入累計は鶏肉が前年同期比0.8%減、鶏肉調製品が5.4%減、その他の家きん肉が20.4%増。
《鶏卵関係輸入》加工卵は凍結全卵が前年同月比38.0%減、凍結卵黄が1.5%増、全卵粉が28.2%減、卵黄粉が14.5%減、卵白粉が38.2%減。
殻付卵は14.2%減の8トンを輸入した(単価の高さから医療用に使われる卵とみられる)。
1~5月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比9.1%減、凍結卵黄が28.0%増、全卵粉が12.1%減、卵黄粉が4.3%増、卵白粉が12.3%減、殻付卵が2.5%減。
5月の輸入卵の殻付換算は7109トン(前年同月比35.0%減)で、1~5月累計では4万3457トン(前年同期比11.1%減)。
5月輸出 殻付卵約3倍増の1844トン 鶏肉は8.2%増の924トンに
《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉輸出はカンボジアとベトナム向けが減少したものの、香港向けが伸び、全体では前年同月比8.2%増の924トンとなった。
鶏肉調製品は約3.8倍増の36トンで、数量は少ないが東アフリカのジブチ共和国にも80キロの輸出が報告された。
殻付卵は約3倍増の1844トンで、香港向けは約3倍増の1782トン、シンガポールは約146倍増の57トンとなった。
マヨネーズは57.6%減の296トン。
1~5月の輸出累計は鶏肉が前年同期比6.5%増、鶏肉調製品が約2.2倍増、殻付卵が約2.2倍増、マヨネーズが13.2%減。