変動要因の多いブロイラー相場を占う 9人のもも・むね合計の年間平均は832円

平成23年の食鳥相場は、前半は九州の鳥インフルエンザ、東北の東日本大震災などの影響による生産減もあり、相場は堅調に推移した。しかし、後半は、生産の回復に加えて、ブラジル産鶏肉や、中国とタイからの調製品の輸入増、豚肉価格の値下がりなどから、相場は低調に推移し、年間では、もも・むねの合計は前年を58円上回る905円(日経・東京、もも正肉加重641円、むね正肉加重264円)程度になった。平成24年の生産、輸入、消費の動向については、いまだ不透明であるため、業界有識者に食鳥相場を占っていただいた。9氏のもも・むね合計の年間平均価格は832円(もも正肉加重598円、むね正肉加重234円)。

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