食欲増進え付け紙『こうふんシート』 エムエフが新発売
各種の保護材(養生材)や畜産資材などを販売するエムエフ(株)(藤本貴昭社長―本社・大阪市淀川区西中島3―23―15)は、このほどヒナのえ付け時に、食欲増進が期待できるえ付けシート「こうふんシート」(特許出願中)を新発売した。
1979年に設立の同社は、建築・引越業界向けの養生材(保護材)や包装資材を製造販売してきた経験を生かし、畜産向けにはヒヨコの輸送コンテナの底に敷いて輸送中の衝撃からヒヨコの脚を保護する「ヒヨコマット」や、オガクズの替わりに使う「チップマット」、え付け用の敷き紙(シート)「えさ一番」などの商品を提供し、ユーザーから高い評価を得ている。
これまでのえ付けシートは、エサの色と似ているベージュや白色のものが多かったが、新商品の「こうふんシート」は黒で、ヒナがシート上のエサを見つけやすいほか、ヒトの目から見てもエサの撒かれている場所が確認しやすく、より均等なエサ撒きができる。
同社が大手飼料メーカーの協力を得て行なった「色の嗜好性確認試験」では、え付け時のヒナは、黒のシート上に撒かれたエサを好んで食べるとの結果が示された。
シートは使用開始から数日後には砕けるため、取り除く必要がなく、手間の軽減につながる。
同社東京営業チームの担当者は「え付けの段階から、エサをしっかりと食べさせることによって、その後の成績にも良い影響が出ると言われている。
肉用鶏では増体率の向上によって出荷日齢を短縮できるし、採卵鶏の場合でも、より良い産卵成績につながると思う」などと話している。
1ロールのサイズは、幅107センチ×長さ100メートル。
詳細は大阪本社(電06・6886・6101、F06・6886・6201)、または東京営業本部(電03・5759・8981、F03・5759・8982)へ。