韓国からの輸入を停止
農林水産省は11月24日、韓国からの家きんや家きん肉などの輸入を一時停止した。
韓国からの輸入は、05年は鶏肉が289トン、家きん肉が533トン、鶏肉調製品が642トン、家きん肉調製品が32トン、凍結卵黄が1.5トン。今年(1~9月)は鶏肉が287トン、家きん肉が217トン、鶏肉調製品が383トンで、国内への影響は小さいとみられている。
農水省はまた、韓国から日本への入国者に対し、空港や港湾で靴底の消毒を行なうよう動物検疫所に指示した。
養鶏関係者の韓国への渡航自粛要請日本養鶏協会
平成16年1月に山口県で、79年ぶりに鳥インフルエンザが発生したのは、韓国での発生から約半月後であった。それだけに日本への侵入が心配される。
(社)日本養鶏協会(梅原宏保会長)は24日付で、鳥インフルエンザ対策の観点から、当分の間、養鶏関係者の韓国への渡航を自粛するよう、各会員団体を通じて要請したほか、各関係団体も防疫の徹底を呼びかけた。
各農場も消毒や、人や物の移動制限などのバイオセキュリティ対策の徹底を強めている。