1~6月の鶏卵生産量は1.4%減 生産減で卵価は上昇
農林水産省・統計部は8月20日、今年4~6月の鶏卵流通統計を公表した。生産量、出荷量ともに各月で前年同月を下回り、1~6月累計の生産量は123万6,968トンで前年同期に比べ1.4%減、出荷量は119万5,870トンで同1.7%減になった。
農林水産省・統計部がまとめた今年4~6月の鶏卵生産量は前年同期に比べ2.1%減少し、生産削減が進んだ。生産量、出荷量は次の通り。
〈生産量〉
4月206,865トン
前年比98.4%
5月211,162トン
前年比97.5%
6月204,901トン
前年比97.7%
〈出荷量〉
4月200,229トン
前年比98.3%
5月204,586トン
前年比97.3%
6月198,564トン
前年比97.5%
この結果、1~6月累計の鶏卵生産量は123万6,968トンで前年同期比98.6%、出荷量は119万5,870トンで同98.3%になった。
東京、大阪の入荷量は、東京は4月が18,384トンで前年比102.4%、5月が18,871トンで同102.3%、6月が18,582トンで同102.2%、1~6月累計は110,182トンで同103.4%。大阪は4月が18,324トンで前年比102.8%、5月が18,444トンで同102.2%、6月が17,572トンで同101.5%、1~6月累計は106,103トンで同105.6%であった。
15年の鶏卵生産量252万トン台
農林水産省・統計部がまとめた鶏卵生産量(確報)は、252万9,128トンで前年比100.0%、出荷量は245万3,684トンで同100.0%となり、ともに前年並みであった。
2月の速報値では、生産量は前年比0.9%減の250万5,473トンとしていたが、上方修正された。